ジブリアニメで考える海外育児!日本との意識の違い
日本と海外では育児の常識が違います。
特に子供の危機管理については、欧米と比べてまだまだ日本は意識が低い状態。
その意識の違いについて、アニメ「魔女の宅急便」の1シーンを例に解説します。
海外と日本 育児の常識はこう違う!
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日本語版「魔女の宅急便」のシーンに、キキと絵描きのお姉さん(ウルスラ)がヒッチハイクをする場面があります。
道端で親指を上げるポーズを取り、停まってくれた車に乗ってウルスラの小屋を目指します。
日本人が違和感なく受け入れたこのシーン。
アメリカで作成された英語版では、ストーリーが変えられています。
キキとウルスラは道端で車を拾いますが、停まってくれたのは見知らぬ人ではなくウルスラの知り合い。
ウルスラも、「知ってる人だから!」とキキを安心させるように言って、車に乗り込みます。
この日・米版のストーリーの違いが、子供の危機管理に対する意識の違いを物語っています。
たとえアニメでも、してはいけないことを許さない!
日本ではヒッチハイクが法律で禁止されていないから、この場面が問題にならないのでしょうか?
そうかもしれませんが、アニメの影響をそれほどまでに重視していないのも事実。
でもアメリカでは、アニメが子供に与える影響を厳しく考えているのですね。
他のシーンでも、日本語版ではオソノさんがキキにコーヒーを出す場面がありますが、このシーンも「ホットチョコレート」に変えられています。
たとえアニメであっても、子供にマネをしてほしくないことは流さない。
これほどまでに、子供の安全を守ることに意識が高いのです。
こんなに厳しい!欧米の子供安全管理の例
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アニメだけでなく、実際の生活でも子供の安全を守るために様々な法律規制があります。
アメリカでは、州によって年齢制限が異なりますが、子供だけでの留守番や車の中で待たせることが禁止されています。
ショッピングモールで子供を一人にさせることも、問題となるそうです。
子供だけでの留守番を法律で禁止しているのはアメリカだけでなく、イギリス、フランス、ドイツなどもそうです。
学校や友達の家への送り迎えも、保護者が義務付けられています。
日本では、小学校へも子供だけで通いますし、「はじめてのお使い」なんていう番組もあるくらいです。
最近物騒になってきたな・・と思っていましたが、まだまだなんですね。
日本は「平和ボケ」と海外の方によく言われます。
子供が自由に安心して生活できる社会は素晴らしいですが、グローバルな世界で生きていくには少し心細いです。
平和を有り難く思いながらも、海外の常識にもアンテナをはっていきたいですね。
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