学校で習わない”kind of”の意味と使い方をジブリアニメで解説
「kind of」と言えば、「種類」とか「優しい」という訳が思い浮かぶのではないでしょうか?
でも、「kind of」には学校では習わなかった意味と使い方があるんですよ!
アニメ「魔女の宅急便」の英語版を活用してお伝えします。
今日の英語フレーズ I’m kind of in a hurry.ちょっと急いでいるんです
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(このフレーズはチャプター10から。キキが絵描きの女性ウルスラの家の窓にぬいぐるみを発見するシーン)
配達途中に届け物のぬいぐるみを森に落としてしまったキキ。
ジジをぬいぐるみに変装させ時間稼ぎする間、森へ探しに戻りました。
落としたはずの場所を探しまわると、そこには一軒のログハウスがありました。
窓を見ると、あのぬいぐるみが飾ってあります。
「Here you are! そこにいたのね!」
キキは急いで、家の主を探します。
すると屋根から声が。
はしごを登っていくと、女性がカラスの絵を描いていました。
キキは一刻も早くぬいぐるみが欲しいのに、絵描きは絵を描くのを止めようとはしません。
「I’m kind of in a hurry. 私、ちょっと急いでいるんです。」
キキは、待ち切れず絵描きを急かしました。
スタジオジブリ「魔女の宅急便」より
学校で習わない「kind of」の意味と使い方
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「kind of」と言われて思い浮かぶのが、「What kind of foods do you like?」のような「種類」という意味ではないでしょうか。
または「kind of you 優しいのね」のように、「優しい」という意味など。
でも、このシーンでの「kind of 」は、「多少、どちらかといえば、ちょっと」という意味で使われています。
学校ではこんな用法、習わなかったですよね!
このシーンではキキは、本当はすごく急いでいました。
でも「I’m in a hurry.」と言うのは直接的で失礼なので、「kind of ちょっと」を入れて言葉を和らげているんですね。
「kind of」は、こんな風に表現を和らげる目的で使われます。
直接的な物言いを避けたい日本人としては、たくさん使いたいフレーズですよね!
もう1つおまけの「学校では習わないkind of」
「kind of」には他にも学校で習わない意味があります。
それは、「まあね。」や「そんな感じね。」のように、答え濁した肯定の意味です。
例:Do you love him? – Yeah, kind of. (彼を愛してるの?- まあそんなとこね。)
こちらも便利なので、覚えておくと良いですね!