ジブリアニメで学ぶ「皮肉」で人を非難する英語フレーズ
「皮肉」とは「遠回しな表現で相手を悪く言う」ことです。
英語では、辞書で調べると「irony」と出てきますが、英語には人を皮肉する表現がたくさんあります。
その一例をアニメ「魔女の宅急便」英語版のシーンを活用してお伝えします。
今日の英語フレーズ Look who’s up. 誰が起きて来たかと思った。
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(今日の英語フレーズは、キキがオソノさんの家に下宿を始めた翌朝から)
パン屋のオソノさんのおうちに下宿させてもらうことになったキキ。
昨日までは「この街でやっていけるかな・・」と不安になっていたけれど、今はすっかりこの街で修業をしていく決心がつきました。
それというのも、「宅急便」をやろうという良いアイデアが湧いたから。
修業を出る時のような、ワクワクした表情がキキに戻ってきます。
そうと決まれば行動開始!
キキは商売を始めるために電話をひくことを思いつきました。
それをオソノさんに伝えるために、パン屋の作業場へ元気に顔を出します。
昨日とは打って変わって元気な様子に、オソノさんはこんな風に声をかけました。
「Look who’s up! 誰が起きてきたかと思った!」
キキはさっそく、オソノさんに宅急便の仕事について相談することに。
嬉しいことにオソノさんはキキのアイデアを支持してくれただけでなく、電話を貸してくれることまで申し出てくれました。
「look who’s」を使った人を皮肉する英語表現
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上記のシーンでのオソノさんのセリフは、特に皮肉という訳ではありません。
でも、オソノさんが言った「Look who’s up」に似た言葉で、「Look who’s talking.」があります。
このフレーズは直訳すると、「誰が話しているのかと思った」という意味。
遠回しに「あなたによくそんなことを言えますね」「あなたも人のことが言えない」と非難する皮肉の表現です。
他にも同じ意味があるフレーズを調べてみました!
- You can talk. あなたになら言えるよね。(本当は言えないけど!)
- You should talk. あなたがいうべきよ。(本当はそうではないけど)
- You are a fine one to talk. それを言うのはあなたが適任ね。(本当はあなたも同類だけど)
言っていることとは逆に、全て本当は「あなたが言えることではない」「あなたはそれを言う立場にない」ということを意味しています。
これ、「京都でお茶漬けをすすめられたら「帰れ」という意味」に似ていますね。
言葉の通りに受け取ってはいけない時があるということを、覚えておきましょう!