バックトゥザフューチャーを観てたどり着いた深イイ話・・「cool=格好いい」の理由
最近仕事が忙しく、現実逃避で懐かしい映画ばかり観ています。
その中でも繰り返し観ているのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
観ていて癒されるんです。
でもそしたら、意外な深イイ話にたどり着いてしまいました!
バックトゥザフューチャー50年代のドクは”cool”の意味が分からない!?今の意味になったのはいつから?
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(以下お話をご存知の前提で進めさせていただきます)
バックトゥザフューチャー1では、マーティが1955年にタイムスリップします。
そこで当時のドクとやりとりをするのですが、マーティの使う幾つかのスラングの意味が分からなくて困惑します。
その一つが、「Cool.」です。
「Cool.」と言えば、日本でも「素敵、かっこいい、すごい」のような意味で使われるくらい、よく知られているスラング。
でも、マーティが「Cool」といった時、ドクは「そんなに未来は寒いのか!?」とボケてしまいます。
(確か、そんなセリフでした)
つまり、まだ50年代には「cool」はスラングとして使われていなかったということですよね!
ではいつからどんな経緯で使われるようになったのか?
調べてみたら、以下のサイトに情報が載っていました。
「さて、coolは俗語として「カッコいい」の意味でも使われる。アメリカン・ヘリテージ辞書によると、1930年代に黒人英語でexcellent(優れた)やsuperlative(最高)の意味として登場。40年代にジャズ・ミュージシャンによって広められた。
ん!?
ということは、50年代にはもう「cool」は今のスラングと同様の意味で使われていたということになりますね。
でもきっと若者中心に広がったはず。
ドクは孤高の研究者ゆえ、まだ知らなかったのでしょう。
これが深イイ話!「cool 格好いい」の由来
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さて、上記に引用させていただいた記事のタイトルの通り、「cool」が「格好いい」という意味を持つようになったことには、大変深い背景がありました。
以下に、同サイトを再び引用させていただきますと、
言語学者ジニーバ・スミザマン女史の著書゛Black talk”(黒人の話し言葉)によると、奴隷制の時代に黒人はたびたび白人の集団からリンチを受け、酷い目に遭わされた。リンチを遠巻きにして見守る黒人の仲間は、はらわたが煮えくり返る思いだったが、止めに入れば、今度は自分たちがリンチを受けるはめになる。彼らは屈辱を忍んで、平静を装わなければならなかった。゛to maintain your cool as a survival strategy”(クールに振る舞うことが生き残る道)
平静でいることが生き残る道。
それが出来ることが「cool」。
この背景を知ると、本当に恰好いいことってどんなことなのか、少し考えてみたくなります。
バック・トゥ・ザ・フューチャーから、思わぬ発見につながりました。