「気を使う」の英語表現をあのジブリアニメで考える!

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「気を使う」

日本人が得意なこの「気を使う」という行為ですが、その英語訳には頭を悩ませてしまいます。

英語圏では日本人のように日常的に「気を使う」ことが無いためか、明確に一致する単語が無いのです。

そんな「気を使う」という意味の英語表現を、アニメ「魔女の宅急便」のシーンを活用して考えてみました!

今日の英語フレーズ Is there anything I can do for you?

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(今日の英語フレーズはチャプター18から。飛べなくなったキキがトンボとの電話を一方的に切った後)

魔法の力を失ってしまったのか、空を飛べなくなってしまったキキ。

空が飛べなければ、魔女としての修業を続けることどころか、一人前になることも難しいでしょう。

すっかり落ち込んでしまっています。

そこへトンボからお店へ電話がかかってきました。

飛行船に乗ることが出来、興奮している様子。

でも今のキキにはそんな話を聞く余裕がありませんでした。

一方的に電話を切り、お店を立ち去ろうとするキキ。

そんなキキの様子を心配したオソノさんが、キキに声をかけました。

Is there anything I can do for you? 何か私に出来ることはある?

そんな優しい言葉に、キキは心にある不安をオソノさんにぶつけます。

「If I lose my magic, I’ve lost absolutely everything. もし魔法の力を失くしてしまったら、わたしには何も残らないの」

「気を使う」の英語表現の作り方

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「気を使う」のように明確に一致する英語が無い時でも、「どのような状態を表しているか」を考えることで、ピンとくる英語表現を作ることが出来ます。

例えば上記のシーンの「Is there anything I can do for you? 私に何か出来ることはある?」というオソノさんのセリフ。

オソノさんはキキに気を使ったのだと思いますが、具体的にどんな風に「気を使った」のでしょう?

例えばキキの様子に常に気を配ったり、気持ちを思いやっていたはず。

だから「オソノさんがキキに気を使った」という日本語は、以下のように英語で表現できるのではないでしょうか。

  • Osono always pays attention to how Kiki feels. キキがどう感じるかにオソノさんは気を配っている。
  • Osono is considerate of Kiki’s feeling. キキの気持ちをオソノさんは思いやっている。

英語圏と日本語圏は文化が違います。

だから日本語にある単語が、英語にもあるとは限りません。

もしそんな言葉を英語で表現したかったら、こんな風に「状況、状態」を別の言葉で説明すると良いですよ。

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