TOEICハイスコアが取れても、英語が話せない悪夢
入社選考でTOEICの点数が聞かれたり、会社の昇格基準にTOEICの点数が設けられたりしています。
英語を話す環境からほど遠いところで育った私には、「何をおいてもまずはTOEIC」と思い、英語学習の目的を「TOEICハイスコア取得」にしました。
でも、本当の悪夢は、点数が取れてしまったところから始まります。
この記事では、「TOEICの点数がいくらあっても、仕事で英語を使えるわけではない」ということを、私の体験を例にしてお伝えします。
TOEICハイスコアで浮かれていると、撃沈させられる
良い方法と出会ったおかげで、特に苦しむことなくTOEICハイスコアを取ることができ、その甲斐あって私は無事に就職することが出来ました。
TOEICのスコアが無かった時は一社も受からなかったのに、ハイスコアを取ったらすんなり就職出来たのです。私の中では、もう英語は勉強する必要の無いものになっていました。
しかし入社すると、私が配属された部署は海外と関わりが多い部署。海外から外国人の出張者が毎日のようにいますし、会議も英語で行われたりします。
TOEICのスコアは高いものの、会話のための勉強をまったくしていなかった私は、その時になって初めて焦りました。
「TOEICのスコアが評価されて採用された」なら、「英語を必要とする部署に配属される」ことは当然です。その時から、私の悪夢が始まりました。
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海外からの電話は取れない、会っても日常会話すら出来ない。自分がどれほど無力かを痛感する日々。
海外の方は大変シビアです。まったく英語が出来ないとなると、私が仕事の担当であっても、私がいないかのようにその場を進行していきます。
日本の社員の方も、「そんなに点数あるのに、なんでしゃべれないの?」「ほんとうに点数はあるの?」と疑いの目を向ける方もいました。
そんな状況だったので、私は職場の環境や仕事内容にも適応できず、入社して2~3年は大変つらいものでした。
TOEICはゴールじゃない。英語は使ってこそ。
TOEICをゴールにしてはいけません。その先を目指して勉強を続けないと、TOEICでハイスコアを取るためにした努力がムダになってしまいます。
TOEICは決してムダではありません。
のちに英会話の勉強をして気付いたのですが、TOEICでハイスコアを取るのに必要な「リスニング力、単語力、読解力」は、英会話をスムーズに身に付ける上でなくてはならないものです。
基礎となるこれらの力があると、みるみるうちに会話が上達します。
基礎力があると、あとは「発する」という行為に慣れるだけだからです。
このブログでは、私が仕事で英語を使えるようになるために行った、英会話の勉強方法をお伝えしていきますね。
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ご参考に、私がTOEICのハイスコア取得のために行った方法は、こちらをご覧ください。
「英語大嫌いのおかげでTOEIC850点取得した、秘密の方法」